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何があっても全然おっけーじゃありません。

アイドル・漫画・小説など様々なジャンルのヲタク、まなたろです。

海と毒薬/遠藤周作

読書感想文

時間かかったけどなんとか読了。

そこまで厚い本じゃないから、サクッと読めるかな?と思ってたら大間違い!

もう一文字一文字じっくり読んで、じっくり咀嚼して味わうタイプの小説でした。
こういうやつはサクッとなんて読んではいけない。

ここから先はネタバレとか…色々と含みます。



米軍捕虜の生体解剖事件についての話なんだけれども、それに至る経緯や人々の葛藤や想い、すごく様々な視点で書いてあります。

個人的に看護婦(当時の呼び方)の話がとても面白かった。
それはやはりわたしが女だから?
感情とかね…色々うんうん、てなることがあって…
「いつの時代も女という生き物はこんな感じなのかー!」
ってのを思い知らされたね。笑
とてもよき。

日本だからか、戦争の時代だからか…なにがそうさせているのかわからない。
ただ、こういうことがあるんだってことを忘れてはいけない。

動物実験や人体実験などがあるから、医学が進み助かる命も増えていく…そう割り切って考えるしかないのかな?
言葉では容易いけど、そう簡単には割り切れないんだけどね!

これが起こったのが例えばアメリカやドイツだったら、またそれをした人々の感情は違ったのかな?
"日本人であるからこそ"の感情なのかな?

あまり細かくは書かないけど、些細なことでの劣等感とか優越感とか…そういうのは日本ならではのことだったり"お国柄"と言ってしまえばそれで終わりなんだけどさ…
日本人以外になったことないし、日本から出たことないし、外国の方の知り合いって少ないし、外国の方とこういう話しないからわからないけれども…

「こういう場合はあなたの国ではどう考えられる?」

と、国同士で討論しても面白いかも。
それこそその国々での"お国柄"が出てくるかもね。

外国人だから、日本人だから、と差別はしてません。
区別はします。
女と男もそう。区別はします。
ジェンダー論になるとこれまた細かくなるけど。
わたし的には性別は男と女と中間くらいの三分割くらいで考えてる。

まぁ、わたし自身セクシャル的にマイノリティと言えばマイノリティなんだけれども。
それについてはまたいつか…


とにかく面白かったです。
戦争時代の知識とか持ってなくても、読めます。
ぐろい描写はそこまでないものの、想像力豊かにしてるとたまにウッとくる可能性も無きにしも非ずなので、そこらへんは注意です。

遠藤周作…すごい作家さんですね。
もっと著書を読みたいです。

でも、次読むのは違う本ですが。
また三島に帰ります。笑

わたしの中の三島ブームは終わってませんよ。
また読み終わったら感想書きますね。


嗚呼、本とは良いものです。
心を豊かにします。


まなたろ。