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何があっても全然おっけーじゃありません。

アイドル・漫画・小説など様々なジャンルのヲタク、まなたろです。

小沢健二「流動体について」個人的解釈。

※語彙力皆無、想像力欠如、色々とありますが、こんな考えの奴がいるんだなって思ってくださると嬉しいです。

 

先日、小沢健二さんが19年ぶりにシングルを発売されましたね。

そのシングルの"流動体について"を個人的に読み取ってみたいと思います。

 

まず、イントロがどこか懐かしさを醸し出してます。

オザケンらしい懐かしさというよりも、音楽的な懐かしさ。レトロ感?

機材とかはなるべく昔使っていたようなやつを使ったとラジオなどで語っていたので、それで余計にそう思うのかもしれないけど。

 

歌い出しの"羽田沖"というフレーズに、あぁこの人は日本の音楽シーンに帰ってきてくれたのかと、心の中でおかえりという言葉を深く思った。

 

"もしも 間違いに気がつくことがなかったのなら?"

 

簡単にいうと日々の選択ですよね。例えば、朝食はトーストか?白米か?服装はパンツスタイルか?スカートか?

こんな些細な選択でさえ、違う未来へと続く。もし、その選択を違うものにしたのならその別の世界の自分はどうなっているか?

子供について歌詞にしているが、これを自分に置き換えてみたら…果たして親の選択が間違っていたら自分はこの世にいない。違う人間と結婚しているかもしれない。子作りしたとしても違う子供が産まれているかもしれない。

 

ほの甘いカルピスというのは、子供と一緒に飲んでいる…もしくは子供の飲みかけを一口もらってふと考えたのではないか?ともとれる。

子供を目の前にしてカルピスを飲みながら、この子が産まれたのは些細な選択の繰り返しで誕生したものであり、間違いが続けば全く違う子供を目の前に、そしてこの手元にある飲み物はカルピスでなくコーヒー牛乳かもしれない。

そう考えると、こうやって日々を生き様々な選択することへの軽々しさが怖くなる。

 

"意思は言葉を変え 言葉は都市を変えてゆく"

 

その時の意思により発する言葉は変わる、その言葉によりどんどん世界は変わり都市を変えていくということなんだろうけど…

こうやって文章を綴っていってわかってきたことなんだけれども、この曲は全体的に生きること全てへの問いかけなのかもしれない。

 

"誓いは消えかけてはないか?深い愛を抱けているか?"

 

パートナー、家族、友達など…様々な相手に対してぞんざいな扱いをしていないか、きちんと誠意を持って接することができているか?と言われているようで、グキッときた。笑

隣にいる旦那を見て、知り合った時のことや付き合い始めたこと…結婚しようとお互いが思い始めた時のことや挙式で互いに誓ったことなどを思い返して見た。

気恥ずかしいけれども、そういう思い返しは大事だなと思った。

目の前にいる人を、隣にいる人を愛することができているか、ということを考えさせられた。

 

"無限の海は広く深く でもそれほどの怖さはない"

 

広い世界、無限の海などの表現は他のアーティストの歌などでもあるような表現だけれども、「怖さ」という言葉がでたことはびっくり。

確かに、広大な景色などを目の当たりにすると恐怖感が心のどこかにある。なんかわからないけど、無限というものの怖さはとてつもない。

人間は命や物事が有限だからこそ怖いもの無しで生きられるのかとも思う。この命が無限だとしたら…と思うととてもこわい。死に対する怖さとはまた違った怖さ。

けれども、最後にきちんと落とし所というか救いを作ってくれるのは流石の小沢節と思う。

 

"宇宙の中で良いことを決意する"

 

それがこのフレーズです。

小沢健二の曲は甘い言葉や人生への深い言葉など様々なフレーズを巧みに使っているんだけれども、最後に救いの言葉をそっと残してくれている気がする。

優しく甘い詩、その甘さが時に真綿で首を絞めるように聞き手を苦しめるんだけれども、きちんとカタルシスを用意してくれるのは小沢健二という神様が愛される理由なんだと思う。

そして、わたしが小沢健二を愛する理由なんだと思う。

 

"宇宙の中で良いこと"というのは、人それぞれ違う。

極論を言うと、戦争だって正義同士の戦いであるからやっている人々は良いことだと思っているのかもしれない。

そこが、人間として良いこととは表現せずに、"宇宙の中で良いこと"と表現しているところの深さなのかもしれない。

善と悪は両極端でありながらも同じでもある。果たして善と悪を決めるのは何か?法律?人?

結局は自分自身なんだと思う。

 

 

この曲は結局何を言いたいかと言うと、生まれたことは必然ではない。些細な選択の間違いで全てが変わってしまう。

ただ、人を愛することを忘れてはいけない。

自分自身がこの先生きていく中で、この選択は間違いだったと思わないよう、ひとつひとつを大切に生きていこう。というようなメッセージだと、わたしは解釈しました。

 

長々と書いたけれども、この曲は小沢節全開でわたしは嬉しかった。

メロディラインも素敵だ。

幾何学的で次に何がくるか!とワクワクさせてくれる。とても好き。

万人ウケするような曲ではないのにチャート上位にいるのは、不思議だ。

19年ぶりだから?小沢健二だから?この曲だから?

どれも当てはまるとは思うけども、次回シングルやアルバムもとても楽しみ。

常にチャート上位に入って欲しいとは思わない。ただ、音楽を続けるって素敵だよっていうことを彼は教えてくれた。

枚数を売り上げるのが良いのか?動員を増やすのが良いのか?

 

それが宇宙の中で良いことなのかは、誰にもわからない。

 

 

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まなたろ。